卒論・修論・博論研究(研究室名称・卒業修了年度、学科名称)
(1974年度~2010年度)
ここまでに紹介した一連の研究成果は、卒論研究に黙々と取り組んでくれた専攻生の方を始め、修論研究に意欲的に取り組んでくれた修士院生の方がたのものが大半であり、加えて博士号請求学位論文作成のために日夜必死で研究に取り組んだ若き研究者の方たちの成果も示してあります。
長い年月をかけて、多くの若人が情熱を傾けて行っていただいたそれらの「研究のテーマ」と「研究実施年」を、ここに年代順に挙げさせていただきます。
これらのテーマを眺めていると、それに従事した頃の時代の風や皆さんとともに過ごした懐かしいあの頃が、彷彿と蘇ってきます。まさに、これらの研究は、我が研究室で過ごした皆さん方の青春そのものです。
なお、括弧付の論文題目は私が間接的に指導したもので、括弧のないものは私が直接指導したものです。
1974~1989年
木材工学及び林産化学研究室時代(林学科)
1974(昭和49)年度
修論(2名)
鳥取大学に着任の年
研究者 | 研究のテーマ |
上野恵理 |
(活性炭の再生に関する研究) |
鶴石島吾 | (ポリエチレングリコール処理による木材の寸法安定効果について) |
今井洋文(M) | (IR吸収によるQuercus属の識別について) |
国政恵三(M) | (立木注入に関する研究~樹液流の測定~) |
1975(昭和50)年度
卒論(5名)、修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
岸 恭二 |
引張り応力下にある木材微小切片中のクッラク伝播に関する光学顕微鏡的研究 |
米村公雄 | (白色腐朽菌の生育におけるタンニン類の影響~強制腐朽試験~) |
竹内初男 | (白色腐朽菌の生育におけるタンニン類の影響~振蕩培養試験~) |
細井滋樹 | (赤外線吸収スペクトルによるQuercus属及びその近縁樹種の化学的識別について(1)) |
松本剛幸 | (赤外線吸収スペクトルによるQuercus属及びその近縁樹種の化学的識別について(2)) |
吉岡博之 | (寸法安定性におけるポリエチレングリコールの効果) |
石山 進(M) | (活性炭の試作) |
大谷隆哉(M) | (カワラタケ粗酵素によるタンニン類の変化) |
1976(昭和51)年度
卒論(6名)、修論(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
伊藤 透 |
シイタケ菌によるタンニン類の経時的変化 |
宮下 滋 | シイタケ菌による木材構成成分の変化 |
広野郁夫 | 腐朽材の光学顕微鏡的研究 |
三原 宏 | 木本植物の樹皮抽出成分についての分類的研究 |
中山豊喜 | (タンオーク材の諸性質と接着性について) |
歌川正嗣 | (パーティクルボードの物理的及び機械的性質について) |
佐藤公彦(M) | シイタケ菌によるタンニン類の変化 |
1977(昭和52)年度
卒論(5名)、修論(1名)、研究生(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
寺岡(旧姓)徹 |
針葉樹材分野壁孔の構造に関する電子顕微鏡的研究 |
金児英夫 | シイタケ榾木成分の経時変化について |
盛山邦明 | (アカマツスライス単板の変色と接着性について) |
宮崎博史 | (集成材ラミナの強度的性質について) |
安東重信 | (Acer材の化学的識別に関する研究) |
小林智紀(M:D) | マイタケの人工栽培に関する研究 |
西尾靖弘(研究生) | (スギヒラタケの人工栽培に関する基礎的研究) |
1978(昭和53)年度
卒論(6名)、修論(なし)
研究者 | 研究のテーマ |
福田高史 |
木材多糖類のIR吸収スペクトルについて |
近森正俊 | 針葉樹間伐材のシイタケ榾木適性について |
片岡好章 | 分化中の針葉樹仮道管の細胞壁構造について |
熊田安亮 | (広葉樹床材の曲げ強さについて) |
絹野英男 | (アカマツ樹皮タンニンにおけるIRスペクトルの再現性について) |
原尻和夫 | (針葉樹材とラワン材との接着性について) |
1979(昭和54)年度
卒論(4名)、修論(なし)
研究者 | 研究のテーマ |
高畠幸司 |
南洋材の化学的識別 |
松本恵美子 | コナラ・クヌギの繊維長の樹体内変動について |
工藤淳夫 | (コナラ・クヌギにおけるシイタケ菌生育の相違) |
梅景英治 | (木材の横引張型試験片による接着力試験について) |
1980(昭和55)年度
卒論(6名)、 修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
杉浦幸広 |
南洋材のUVスペクトルについて |
世古口昌子 | 小径広葉樹の繊維長と道管要素長の変異について |
林原 稔 | スギ間伐材を用いたシイタケ種駒について |
本田耕吉 | シイタケ原木としてのコナラ・クヌギの水分挙動について |
渡辺光弘 | コナラ・クヌギ原木によるシイタケ栽培の比較試験 |
田中俊一 | 広葉樹LVLの製造に関する基礎的研究 |
西野直樹(M) | 未利用材のシイタケ榾木適性に関する研究 |
福田高史(M) | 木材の化学的識別に関する研究~タンニン類のIRスペクトルについて~ |
1981(昭和56)年度
卒論(6名)、修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
中山秀樹 |
小径広葉樹の主要構成要素長変異~とくに年輪内変異について~ |
松田雅子 | 小径広葉樹の主要構成要素長変異~とくに樹種間変異について~ |
戸山伸一 | (マツ材におけるシイタケ菌の成育について) |
大賀雅司 | (キリ材の変色について) |
富永恭三 | (木材と異種材料の衝撃接着力について) |
伊藤一三 | (シイタケ原木としてのコナラ・クヌギの水分移動の方向性) |
岡田年弘(M) | (広葉樹材の衝撃接着力に関する研究) |
高畠幸司(M) | (家具用材の変色および接着性に関する研究) |
1982(昭和57)年度
卒論(1名)
卒論発表直前にUSAに出発した
研究者 | 研究のテーマ |
植村甲二郎 |
(コナラおよびクヌギ材の衝撃接着力について) |
1983(昭和58)年度
USA(NY シラキュース)にて在外研究中
研究者 | 研究のテーマ |
山田希仁 |
ニセアカシアにおける繊維長の樹体内変動について |
神崎 聖 | 施肥したクヌギの年輪幅と繊維長の変化について |
中山茂樹 | (ニセアカシア及びスギ間伐材を用いたブロックボードの試作) |
成谷美貴子 | (木材用分別塗布型接着剤の接着性能について) |
安田修一 | (間伐材を利用したシイタケ及びナメコ栽培について) |
桂川孝文 | (残廃材を利用した汚泥マットの試作に関する基礎的試験) |
竹田智春 | (パーティクルボードの衝撃剪断試験について) |
山見敏雄 | (榾木の熟度判定法に関する基礎的研究) |
1984(昭和59)年度
USA(NY シラキュース)にて在外研究中
研究者 | 研究のテーマ |
中村耕一(M) |
(シイタケ菌の生育促進に関する研究) |
1985(昭和60)年度
卒論(8名)、修士(3名)
研究者 | 研究のテーマ |
大平智恵子 |
ミズメ材の接着耐久性について |
金田利之 | 非破壊試験法による木材腐朽度の判定 |
大森裕司 | ホンゲヤキとイシゲヤキの材質の比較 |
山田正道 | クヌギの材質に及ぼす施肥および整理伐の影響 |
小沢武雄 | シイタケ不時栽培における品質特性 |
内藤達也 | シイタケ原木用スギ間伐材の初期水分管理 |
谷坂利浩 | 汚泥マットの試作及び敷設試験 |
太田垣崇志(M) | 未利用広葉樹材の生物分解に関する研究 |
山田希仁(M) | 未利用広葉樹材の接着に関する研究 |
南 康弘(M) | 未利用広葉樹材の材質に関する研究 |
1986(昭和61)年度
卒論(6名)、修論(3名)
研究者 | 研究のテーマ |
坂尾正紘 |
圧縮あて材の樹幹内分布 |
田村 豊 | 因州和紙の材質と「にじみ」 |
福谷繁樹 | ケヤキ天然木と造林木の材質比較 |
山本 進 | キトサン処理木材の耐朽性 |
高原千華子 | (木材構造用接着剤の海水に対する耐久性) |
藤田一美 | (スギ間伐材を用いたパーティクルボードのモミガラによる改質) |
小林久也(M) | 爆砕木材の食用菌培地利用に関する研究 |
山崎順伸(M) | 食用菌と細菌類の複合培養に関する研究 |
V.C.マリアリJr(M) | (パーティクルボードの製造に関する研究) |
1987(昭和62)年度
卒論(5名)、修論(4名)
研究者 | 研究のテーマ |
石原 肇 |
アカマツの伐期の違いによる材質の比較 |
宍戸 隆 | ランドサットTMデータによる樹種分類の試み |
津野瀬浩司 | (木材のオートクレイブ曲げ加工について) |
今北剛司 | (コナラ、クヌギ及びニセアカシア単板の接着性とぬれ) |
細畠龍浩 | (衝撃剪断試験による木材接着性の評価) |
大森裕司(M) | キトサンによって表面処理した木材の光変色および接着性に関する研究 |
金田利之(M) | 一次破壊した木材の画像解析による材質評価に関する研究 |
大平智恵子(M) | 広葉樹接着積層材の耐久性に関する研究 |
エルリンダ・マリ(M) | (表面活性化処理した木材の接着性に関する研究) |
1988(昭和63)年度
卒論(8名)、修論(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
高橋雅裕 |
マツ枯損木の年輪幅変動解析 |
田村正一 | 広葉樹の生材接着について |
葉山アツコ | 中国沙漠化地のリモ-トセンシング解析 |
小瀬木千裕 | (蒜山演習林におけるシイタケ不時栽培について) |
栗坂越子 | (接着積層材のオートクレイブ曲げ加工について) |
田中孝治 | (木質材料の接着力及び釘接合力に及ぼす塩分の影響) |
中山善博 | (木質系保水材料の保水性能について) |
淀野大介 | (木材とプラスチック材料の接着性について) |
山本 進(M) | 木材腐朽菌およびカビ類の成句に及ぼすキトサンの影響 |
1989(平成元)年度
卒論(7名、林学科最後の卒業生)、 修論(2名)
1990・3月で林学科卒業生は終了し、1990・4月から大講座制の新研究室がスタート
研究者 | 研究のテーマ |
加藤彰彦 | 中国科爾沁沙地における沙漠化の季節間変化 |
加藤雅人 | 中国乾燥地域に成育するヤマハギの組織構造的特徴について |
穂積泰行 | キトサン処理染色木材の光変化について |
中下典昭 | 低分子キトサンの木材用抗菌剤としての利用~低分子キトサン処理木材の耐朽性~ |
吉川裕治 | 低分子キトサンの木材用抗菌剤としての利用~酸加水分解法によるオリゴ糖の調整 |
中村繁彰 | (スギヒラタケ菌によるスギ樹皮の腐朽について) |
坂本勝比古 | (木材および木質材料接合部の耐久性について) |
石原 肇(M) | キトサン処理木材の耐朽性に関する研究~形態学的及び力学的評価~ |
熊谷 元(M) | 木材および木質材料に対するキトサン処理の防黴効力に関する研究 |
1990~2004年
環境林学研究室・環境樹木学研究室時代(生存環境科学講座)
1990(平成2)年度
卒論(7名)、修士(なし)
研究者 | 研究のテーマ |
内尾博之 |
木材中における微小欠陥部の発生と分布 |
川上敬介 | クロマツ枯損木の年輪幅及び仮道管長の変動解析 |
小泉 純 | 遺跡出土木の微細形態保存法の検討 |
土井靖雄 | ミズメ・ヤマハンノキの年輪解析 |
中坂雅洋 | コナラ・クヌギの樹幹内カルシウムイオンの分布 |
中島理恵 | 鳥取県東部における木材の工芸的利用に関する実態調査 |
森 昌之 | MSS及びTMの反射スペクトル特性を用いた地表要素の分類 |
1991(平成3)年度
卒論(6名)、修論(3名、林学科最後の修士修了生)
研究者 | 研究のテーマ |
河野伸治 |
ランドサットデータを用いた森林管理の試み |
茂山知己 | シイタケほだ木中のカルシュウムの動態 |
中原弓貴 |
鳥取県産スギ一般材のメカニカルグレーディング -MOEによる材質等級区分- |
鶴田幸成 | 鳥取県産スギ一般材のメカニカルグレーディング -動的ヤング率による材質等級区分- |
前野洋一 |
マメ科8樹種の放射組織の形態的変動 |
安田武史 | 広葉樹の肥大成長に及ぼす気象因子の影響 |
加藤雅人(M) | 耐乾性樹木の組織構造に関する研究 |
中下典昭(M) | キトサン処理木材の数種の菌類による腐朽形態に関する研究 |
穂積泰行(M) |
1992(平成4)年度
卒論(5名)、修論(4名)、博士(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
大橋 元 | 耐乾性樹木の木繊維伸長成長の変動性 |
大橋正和 | 耐乾燥性樹木の木繊維の細胞壁構造 |
岸本慶子 | キトサンによるシイタケ害菌防除の試み |
三宅裕行 | 裸地モデルの反射スペクトル特性 |
八島 謙 | 植被モデルの反射スペクトル特性 |
小泉 純(M) | 鳥取県内遺跡出土木の樹種構成 |
川上敬介(M) | 鳥取県産スギ一般材の構造性能評価 |
土井靖雄(M) | 年輪情報解析のシステム化とその応用 |
森 昌弘(M) | 中国ホルチン沙地における沙漠化の動態 |
李 鍾信(D) | 保存処理木材中における保存剤成分の微細分布と防腐効果に関する研究 |
大平郁男(D) | シイタケ菌によるコナラの腐朽様式と子実体発生に関する研究 |
1993(平成5)年度
卒論(6名)、修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
大櫃千歳 |
耐乾性樹木の組織構造的特徴 |
佐藤大輔 | 樹木細胞長さの環境変化に対する指標性の検討 |
冨田健一 | 構造用大断面集成材の安全性能評価Ⅰ |
小林裕子 | 構造用大断面集成材の安全性能評価Ⅱ |
矢部 浩 | 遺跡出土木における劣化形態の微細構造的特徴 |
山口 要 | 木材の腐朽様式に及ぼすキトサンの影響 |
茂山知己(M) | 木材の腐朽過程における樹幹内微量元素の移動と分布に関する研究 |
安田武史(M) | 気候変動に対する樹木肥大成長の応答性に関する研究 |
1994(平成6)年度
卒論(6名)、修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
石井利典 |
構造材としての鳥取県産スギ一般材の性能評価 |
井上晋一 | 針葉樹の肥大成長に及ぼす気象因子の影響 |
小谷健二 | 足尾地区に生育する樹木の樹幹内銅分布 |
堤 誠司 | 桂見遺跡および夏谷遺跡にみる樹種選択性 |
露木慎一 | 大山・蒜山・烏ヶ山地区ブナ林におけるブナ当年生実生の消長 |
森脇康文 | 樹葉の反射スペクトル特性による森林の活力度評価 |
大橋 元(M) | 耐乾燥性樹木の木繊維の構造学的研究 |
八島 謙(M) | 砂漠化地域における植被率の変化に関する基礎的研究 |
1995(平成7)年度
卒論(5名)、修論(なし)
研究者 | 研究のテーマ |
赤松保行 |
マツ樹幹内と土壌中の無機元素濃度の関係について |
佐藤真美 | 鳥取県内の遺跡出土材にみる樹種構成の特徴 |
福田貴之 | 異常気象が広葉樹の木部繊維長に及ぼす影響 |
山下力也 | スギ未成熟材の力学的性質と破壊形態の特徴 |
和仁雅人 | 鳥取市郊外のアカマツ枯損林にみる林分構造の変化 |
1996(平成8)年度
卒論(5名)、修論(3名)、博士(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
足立 亘 |
葉内無機元素による海岸クロマツ林の生育環境診断 |
臼井さわこ | 樹幹内における木部細胞の形態的変動 |
徳田幸子 | 樹木の葉面付着物質による大気環境の診断 |
藤田典子 | コナラの繊維長変動にみられる異常気象の影響 |
藤本多恵子 | コナラの肥大成長に及ぼす気温と降水量の影響 |
石井利典(M) | 鳥取県産一般材の強度性能に及ぼす未成熟材の影響 |
小谷健二(M) | キトサン銅塩処理木材における銅元素の分布と腐朽形態 |
森脇康文(M) | リモートセンシングによる森林の活力度評価 |
高畠幸司(D) | 食用担子菌の成長に及ぼすカラマツ水抽出物の影響に関する研究 |
1997(平成9)年度
卒論(5名)、修論(2名)、博士(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
堤 祐治 |
青変菌によるクロマツ二次木部の腐朽様式 |
荊尾ひとみ | 木材および木質材料の反射スペクトル特性 |
杉浦優子 | インドネシア産早生樹の年輪構造 |
渡部里奈 | ケヤキ出土木を用いた古気候の復元 |
坂井渉悟 | 鳥取県の神社本殿における建築様式の地域性 |
赤松保行(M) | マツ枯損林地に生育するマツ樹体内のミネラル含有量について |
山下力也(M) | スギの木部材質の成熟化について |
小林智紀(D) | キトサン金属塩系木材保存剤の開発に関する研究 |
1998(平成10)年度
卒論(7名)、修論(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
本庄貴代子 |
アカシアマンギウム造林木における繊維長の水平変動 |
末久朗子 | 半乾燥地に生育するポプラ(Populus beijingnensis)の繊維長の水平変動 |
渡辺めぐみ | 半乾燥地に生育するポプラ(Populus simonii)の繊維長の水平変動 |
山内美智子 | 改良したキトサン銅塩防腐剤の木材への浸透性について |
小椋智子 | 折損した木製遊具におけるナフテン酸亜鉛の分布 |
田中 環 | 枯損したクロマツ葉内におけるNa分布について |
西迫陽子 | 米子城跡21遺跡の出土木器類にみる用途別樹種選択性 |
足立 亘(M) | 砂丘クロマツの枯損と葉内ミネラルの関連性について |
藤田典子(M) | コナラ木繊維の伸長成長に及ぼす異常気象の影響 |
1999(平成11)年度
卒論(5名)、修論(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
新山武志 |
青谷上寺地遺跡より出土した木器類の樹種構成 |
井上真吾 | 中国産Populus simonii造林木における木部細胞内の結晶について |
柏木佐智 | 中国産Populus属造林木における道管内腔径の水平変動について |
濱口加奈枝 | ベイマツ心材部における有縁壁孔の閉鎖と浸透性との関連性 |
安永孝文 | 鳥取県遺跡出土木器類2094点の用途と樹種について |
堤 祐治(M) | クロマツ枯損木にみられる生物劣化様式とその形態的特徴 |
2000(平成12)年度
卒論(3名)、修論(3名)、博士(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
駒井洋平 |
広葉樹道管内腔径の水平変動と気候変動との関連性 |
土屋竜太 | コナラ属およびモクレン属の樹木花粉外膜表面模様の特徴 |
畠山直也 | 広葉樹の年輪幅の水平変動と気候変動との関連性 |
倉本幸輝(M) | 樹木の花粉形態情報のデータベース化と系統分類の試み |
山内美智子(M) | キトサン銅塩加圧処理木材の長期耐久性について |
田中 環(M) | 熱帯産早生針葉樹における仮道管長の水平変動について |
河崎弥生(D) | 人工乾燥による針葉樹構造用製材の品質制御に関する研究 |
2001(平成13)年度
卒論(6名)、修論1名)、博士(1名)
生存環境科学講座卒業生は2002・3月卒で終了、修士も2004・3月修了生が最後
研究者 | 研究のテーマ |
岩本京子 | 道管内腔径の水平変動におよぼす気候因子の影響 |
奥山友香 | Tamarix austromongolicaとT.chinensisの組織構造の特徴と変動性 |
橋本高穂 | キトサン銅複合体(CCC)処理剤中の銅元素の存在部位 |
湯浅 真 | 鳥取県東部地方の生垣用樹種に対する地域の植生の反映性 |
横田健一 | インドネシア産マホガニーの材質特性 |
吉村明子 | スギ三層クロスパネルの住宅用床材としての寸法安定性能 |
井上真吾(M) | 中国乾燥地ポプラ造林木の二次木部内における結晶の分布に関する研究 |
黄 栄鳳(D) | 中国乾燥地域に植栽されたポプラ類の材質変動特性に関する研究 |
2002~2005年
環境樹木学研究室時代(森林科学講座)
日置佳之助教授との2人体制、2002・4月より森林科学コースに所属
2002(平成14)年度
卒論(6名)、修論(3名)
研究者 | 研究のテーマ |
船橋 晃 |
鳥取県中部の焼失住居址遺跡から出土した炭化材の樹種構成 |
竹嶋亜希 | ハリエンジュの年輪構造に及ぼす気候因子の影響 |
森田雄一 | (鳥取県における絶滅危惧種ミツガシワを含む植物群落の構造とその季節変化) |
不藤和可奈 | (鳥取市における街区公園樹木の種構成と活力度) |
中谷真裕美 | (鳥取県千代川源流域の芦津渓谷沿いにおける巨樹の分布と種構成) |
立原優子 | (沢田湧水地におけるハンノキの成長様式および群落発達過程) |
斉 錦秋(M) | 中国産樟子松(Pinus sylvestris var mongolica)の材質特性に関する研究 |
土屋竜太(M) | ネムノキおよびハリエンジュの木部細胞の半径方向における形態的変化 |
駒井洋平(M) | 広葉樹の年輪構造の経年変動と気候変動との関連性 |
2003(平成15)年度
卒論(6名)、修論(2名)、博士(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
槙田哲也 |
アカマツ材のフナクイムシによる穿孔の形態的特徴 |
辻 えりか | アキニレの初期形成道管径と気候因子との関連性 |
菅野仁美 | 古御堂笹尾山遺跡の出土炭化材の樹種構成 |
中川まどか | (鳥取県内の主要国道におけるロードキルの発生とその空間的要因) る研究 |
国弘美穂 | (鳥取県における希少植物ミツガシワの保全生態学的研究) |
菅井理恵 | (オオタカの生息環境としてのアカマツ林の評価) |
横田健一(M) |
圧密化処理木材の組織構造的特徴と強度的性質との関連性 |
王 冬芳(M) | Fundamental Studies of Horizontal Variations of Cell Dimensions and Ring Width within Elm Trees Grown in Arid Region in China |
楊 淑敏(D) | Anatomical Features of Xylem Cells of the Woody Xerophytes Grown in China |
劉 洪慶(D) | 塩水灌漑下におけるギンドロの水分および養分動態に関す |
2004(平成16)年度
卒論(3名): 修論(2名)、博士(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
佐伯真希 |
キトサン銅複合体処理木材のフナクイムシ耐久性 |
富田明子 | (日野川源流域における鉄山林跡地のブナ二次林の再生過程) |
久米昌彦 | (街区公園におけるソメイヨシノの活力度と土壌硬度の関係) |
舟橋 晃(M) | 鳥取県における古代焼失住居址出土炭化材の樹種と住居形態との関連性 |
中谷真由美(M) | (空中写真を用いたブナ天然純林の巨樹生育本数の推定) |
大平智恵子(D) | 製材廃材の有効利用に関する研究 ~スギのこ屑のボード化及びその性能~ |
2005~2010年
環境木材科学分野時代(環境共生科学コース)教授1人
一人一分野研究体制、2005年より農学部改修開始、2005年9月1日~2008年3月は日置佳之研究室と分離、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリ(VBL)での仮住まい、2005年・4月入学生から教育コース名と呼称
2005(平成17)年度
卒論(2名)、修論(1名)、博士(1名)
研究者 | 研究のテーマ |
西原貴美 |
クリおよびスダジイの組織学的判別拠点 |
鷹尾賢一 | キトサン銅複合体で処理した木材の海洋性付着生物による汚損防止効果 |
辻 えりか(M) | 環孔材の孔圏 接線壁サイズの樹幹内変動と気候変動との関連性 |
斉 錦秋(D) | 中国半乾燥地域に生育する針葉樹の材質変動特性に関する研究 |
2006(平成18)年度
卒論(4名)、 修論(なし)
研究者 | 研究のテーマ |
柴田 諭 |
CCC注入処理した実大材の汽水域における防汚効果の評価 |
花崎春香 | CCC防汚薬剤の木材中への浸透性 |
芦田大輔 | 2種のハマビシ科耐乾燥性樹木の主要構成要素長の水平変動 |
寺田祐太佳 | Holoxylon ammodendoron の直径成長様式の推定 |
2007(平成19)年度
卒論(3名)、修論(1名)、博士(2名)
研究者 | 研究のテーマ |
大谷恵美 |
キトサン銅複合体で処理した杭丸太のフナクイムシ等に対する防汚効果 |
垣内 彰 | 3種類のキトサン銅複合体の魚毒性について |
木村 悠 | 鳥取県坂長第7遺跡より出土した木器類の樹種構成 |
鷹尾賢一(M) | キトサン銅複合体で処理した木材の防汚効果および魚毒性の評価 |
川上敬介(D) | 鳥取県産スギ3層クロスパネルの住宅部材としての性能評価と利用技術に関する研究 |
武市伸幸(論D) | 高知県産針葉樹類を用いた年輪気候学的検討 |
2008(平成20)年度
卒論(1名)、修論(2名)、博士(2名)
※この年から卒論選択制に、学部生は環境共生科学コースに所属
山中秀太(卒論単位卒業・発表のみ)、坂本祐里(途中辞退)、守岡綾子(途中辞退)、森 直子(研究室分属後卒論辞退)
研究者 | 研究のテーマ |
山中秀太 |
キトサン銅複合体塗布処理木材の海中浸漬初期段階における防汚効果の評価(発表のみ) |
柴田 諭(M) | キトサン銅複合体注入処理した実大材の海域における防汚性能及び耐久性の評価 |
芦田大輔(M) | 青谷上寺地遺跡出土木器類の樹種と用途~とくに建築部材について~ |
王 冬芳(D) | Fundamental Studies of Radial Variations of Cell Dimensions and Ring Width within Elm Trees Grown in Arid Region in China |
土屋竜太(D) | 落葉広葉樹における材質指標の経年変動と樹幹の成長段階との関連性 |
2009(平成21)年度
卒論(3名)、修論(1名)
※村松(研究室分属後卒論辞退)
研究者 | 研究のテーマ |
足立絵美 |
ミズナラの木部構成要素寸法及び放射組織量と樹幹半径成長との関連性 |
織田郁美 | アカマツ仮道管長の水平変動と樹幹半径成長との関連性 |
山本恭子 | ミズキ木部管状要素の寸法変動と樹幹半径成長との関連性 |
長岡佑典(M) | ヤマフジ木部の通水機能性と通水組織の特徴について |
2010(平成22)年度
卒論研究指導最終年度(4名)、修士(なし)
2011年3月で定年退職
研究者 | 研究のテーマ |
土佐達郎 |
林木の未成熟材に関する総説的研究 |
西村美香 | 新しい木材保存薬材CCCに関する総説的研究 |
井関あずさ | 「木材の工芸的利用」にみる近代日本の木材文化 |
小峯真優 | 古代山陰地方の木器文化に関する総説 |