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木材と暮らしと環境を守る
大学教授時代の圧倒的な木材研究キャリア30年以上に亘る木材研究実績! 国内学会で多数発表!!

30年以上に亘る木材研究実績! 国内学会で多数発表!!木材の材質変動と材質の成熟化に関する研究を始め、新しいキトサン系木材保存剤の開発と実用化研究、出土木材の樹種に関する研究、木材の破断形態(フラクトグラフィー)に関する研究、紙の物性に関する研究、スギ3層クロスパネルの反りに関する研究、人工乾燥木材の狂いに関する研究、キノコによる木材の腐朽形態に関する研究など、「木材の組織構造と材質とのかかわり」について30年以上に亘って研究してきました。

その成果物として、刊行した著書(分担執筆)は11篇、学術論文総数は136篇、出土材関連報告書は19編、国際会議録として18編を世の中に公表してきました。この他にも国内学会での多数の研究発表があります。

これらの研究成果は学協会等の学術団体から高く評価されています。

官公庁等からの確かな依頼実績

木材の材質、保存、物性、育種、鑑定など多方面の調査や研究によって多くの実用的な成果を得ており、これらが基盤となって、これまでに文部科学省(現在は財団法人日本学術振興協会)の競争的資金である科学研究費(代表分のみ)11件(取得総額33,450千円)を始め、国際学術研究2件、 産学官プロジェクト研究6件(2005-2007には経済産業省の競争的資金である大型実用化研究事業経費)など多くの研究・開発用の公的資金を獲得してきました。

これらの総括責任者として各研究事業を遂行することによって、木材に関する研究シーズを応用的、実用的に展開する豊富なノウハウと実績を積んできました。

これらの豊富な経験が本研究所の基盤を成しています。

キトサン保存剤開発のパイオニアとしての役割と思い


・人や動物に対する急性毒性が低い! ・アレルギーフリー ・設置した環境の土壌や水質を汚染しません!

キトエースの主成分これまでに得られた当研究所の応用的・実用的研究成果の中で最も顕著な成果の一つが「キトサン系木材保存剤の実用化」です。この研究は、たまたま1985年の卒業研究にとりあげたのが始まりです。

その頃、社会的にもカニ殻キチンやキトサンの応用研究や用途開発が始まった時期でもありました。とくに、当時はキトサンの年間生産量に比べて年間消費量が圧倒的に少なく、キチン質の利用拡大に向けた開発研究の必要性が強く叫ばれていました。

このような背景と、鳥取県の特産品であるベニズワイガニの廃棄物の有効利用、さらにこれを木材研究に向けられないかと考えた末に始めたのが「キトサンを用いた木材保存法の開発研究」でした。


環境と人に優しい木材や農作物を守る効果的な保存剤・忌避剤の開発研究
キトサンだけによる保存効果には限界があることはすぐ分かりました。そこでどうするか?

キトサンには金属元素をよく吸着(収着)する特性のあることはよく知られていました。そこで、古川はキトサンに何か適当な金属元素をつければそれが保存剤の役目を果たすのではないか、とヒラめいたのです。どうやって金属元素をつけるか?試行錯誤の末にできたものが「キトサン金属複合体」で、この銅元素複合体が「CCC」と呼ばれる物質です。現在、CCCは商品化されていて、「キトエースC」として販売可能な段階に達しております。

思いついたときから既に20数年が経ちました。今でも、これが薬剤なのかどうかは正直なところ不明です。薬剤のようでもあり、単なる物質のようでもあります。しかし、これまで調べた限りにおいては、「この物質」は、環境にとても優しく、しかも木材や野菜類を食い荒らす有害生物類を殺すことなく効果的に忌避するので、この物質で処理した木材や農業資材類は環境を汚染することなく、しかも肝心の木材や野菜や果実を外敵から守ることができることが明らかになっています。まさに理想の処理剤といえるでしょう。

この不思議な特性を持つキトエースCは、これからもいろいろなところで使えるように精力的に研究開発を続けるつもりです。ご期待ください。