キトエース（登録商標CCC™）を溶解した水溶液を加圧注入した木材（グリーンエコウッド）は、通常の陸上設置条件下はもとより、水辺や湿地などの多湿環境下にも設置でき、しかも設置環境の土壌や水質を汚染することはありません。なぜならばキトエースの主成分は水に難溶解性のキトサンで、しかもキトサンと銅元素は錯体結合のため銅元素が分離することはありません。

キトエースＣは、乾燥材だけでなく、伐採直後の高含水率材（生材）にも注入処理ができます。その理由は、通常の薬剤成分は細胞内腔や細胞壁中に浸透するのですが、キトエースＣの薬剤成分は水平方向に多数存在するミクロな細胞間隙を浸透経路とするラテラル浸透のため、細胞内や細胞壁中の水分に左右されない特徴があります。

キトエースＣを加圧注入処理した木材は、平均11年間の耐朽性能が実証されています。