安全木材保存剤開発
総合お問い合わせ窓口 Contact us

製品・鑑定・コンサルティングのご相談などお気軽お問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ 鳥取 0857-28-3998

ホームページからのお問い合わせ

研究所 代表あいさつ message from Representative
耐久性能実験結果
キトエースを適用した木材製品郡(グリーンエコウッド)例


グリーンエコウッドでアレルギーやシロアリなどの被害を解消!

陸上設置時の耐久性

シロアリ営巣地設置時のキトエース注入処理材の耐久性
シロアリ営巣地での3年間暴露試験


キトエース注入剤 3年経過時の比較

キトエース注入材(左)と無処理材(右)をステンレス針金で緊結した状態で シロアリ営巣地に3年間放置した。無処理丸太材では早材部のみが同心円状に強く食害されていたが、キトエース注入材はまったく被害がなかった。

キトエース注入剤 3年経過時の比較

キトエース注入処理材の耐用年数評価試験

奈良県森林技術センターの酒井氏によって、野外杭劣化試験法を使って3種の薬剤を注入した杭の耐用年数が評価された。CCA3号、ナフテン酸銅、キトエース薬剤を30センチ角、60センチ長のスギ辺材角材に加圧注入(作業液注入量825kg/立米、銅金属含有量は1.0~1.8kg/立米) し、シロアリ等の有害生物による平均被害度が2.5に達する期間を耐用年数とした。 (データ提供 奈良県森林技術センター酒井温子氏 2007年度日本木材学会広島大会口頭発表より)

作業液名 銅金属含有量(kg/立米) 耐用年数(yr)
CCA3号 1.8  23
ナフテン酸銅 1.0  17
キトサン銅 1.18 11

海中・汽水設置時の耐久性

海中・汽水設置時のキトエースC注入材の耐久性評価


キトエース注入スギ心材丸太加工材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

120日間(2シーズン)海中に浸漬したキトエース注入スギ心材丸太 加工材(左)と無処理スギ心材丸太加工材(右)。 無処理材ではフナクイ ムシによる穿孔食害が顕著である。

キトエース注入スギ心材丸太加工材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエース注入アカマツ丸太材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

120日間(2シーズン)海中に浸漬したキトエース注入アカマツ 丸太材(左)と無処理アカマツ丸太材(右)。 処理丸太の薄緑色の部分が キトエースが浸潤している部分であり、無処理丸太材ではフナクイムシに よる穿孔が顕著である。

キトエース注入アカマツ丸太材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエース注入アカマツ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

夏期75日間(1シーズン)海中に浸漬したキトエース注入アカマツ 辺材角材(左)と無処理アカマツ辺材角材(右)。無処理材は表面にはフジ ツボが付着し、材内はフナクイムシによる食害穿孔が顕著であった。

キトエース注入アカマツ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエース注入スギ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

夏期75日間(1シーズン)海中浸漬したキトエース注入スギ辺材 角材(左)と無処理スギ辺材角材(右)

キトエース注入スギ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

キトエースの薬剤寿命に関するデータ

驚きの実験結果その2

キトエースの効力保持試験結果

液体キトエースの効力保持結果新鮮なキトエース作業液の常温保存期間として3ヶ月間は完全に保証しま すが、実際にはそれよりかなり長い間、薬材の効力は保持されています。 新鮮なキトエース作業液は緑色もしくは青緑色の透明な液体ですが(写真参照)、 作業液のままで1ヵ年以上室内に放置しておくと、液色が次第に黄褐色から 黒緑褐色化します。そこで、4年間室内に放置した「古いキトエース作業液」 と「新鮮なキトエース作業液」とで処理した木材を、3ヶ月間強制腐朽試験 した結果を下記に示します。

新鮮キトエース作業液と古いキトエース作業液の効力比較
(データ提供:環境木材科学研究室 2008)

注入処理した薬剤名 質量減少率 (%w/w) 標準偏差
新鮮キトエース作業液(キトサン含量2%) 6.6 1.4
新鮮キトエース作業液(キトサン含量3%) 6.3 1.8
古いキトエース作業液(調整後4年経過) 13.7 3.7
タナリスCY(新鮮作業液) 0.5 0.6
無処理 24.0 3.1

※4年間放置した古いキトエース作業液の効力は約二分の一に落ちていた。

キトエース作業液の注入処理回数による有効成分の損失量評価

「キトエース濃厚液(CCC固形分約8.3%含有、銅金属含有量約1.48%)」を水道水 で3倍に希釈したものを「作業液」とした。供試木はスギ丸太材、アカマツ丸太材とし、 (株)コシイプレザービング社製のコシパック(容積約17立米) の注入装置を用いた。 注入 処理前の作業液の一部を取り「処理前作業液」とし、第1回注入処理後に残存作業液の 一部を取り「第1回注入後作業液」とした。 注入処理後、釜内部に残った薬液は貯留タ ンクに戻る仕組みになっており、第4回注入処理作業まで、各処理前後に貯留タンク内 の作業液を抜き取った。 なお、この注入処理では、途中で新しい作業液の追加は行わ なかった。また銅金属含有量は島津製作所(AA-6500 S型)原子吸光分析装置で測定 した 。(データ提供:小林智紀氏)

採取液の注入処理回数 処理木材量(立米) 銅金属含有量(%w/w) 処理前銅濃度を
100とした時
処理前作業液(計算値) - 0.49 -
処理前作業液(実測値) - 0.51 100
第1回注入後作業液 4.56 0.51 100
第2回注入後作業液 3.61 0.50 98
第3回注入前作業液 - 0.57 -
第3回注入後作業液 計測せず 0.48 94
第4回注入前作業液 - 0.48 94
第4回注入後作業液 0.83
(ダミー2.53)
0.42 82

※キトエース作業液は繰り返し注入処理過程において有効成分の濃度損失が少なく、安定した薬剤あることが分かった。